僕の妻は感情がない 01/02

「本屋で見かけるまでは買わない！」というヘンな誓いをしてしまったせいで今まで買ってなかったんだけど、自宅近くの本屋で平置きにされてたので、たまらず購入。


Web掲載で全部読んでたけど、改めて最初から読み返すとやっぱ凄いなぁ。何が凄いって、無表情で会話機能も微妙な調理ロボットを主人公が「妻」にしちゃうまで１話しかかかってない事。悩むのもほんの数ページ。絵だから可愛く見えるけど、ミーナちゃんには(たぶん)口を動かす機能はなくて、頭部のどこかにあるスピーカーから音声を流して会話してるよね。そんな廉価版家電ロボットを妻と呼んじゃうのは流石の俺でもちょっと引く。でもそれが良い……って話がそれた！
……こういう人間とロボットの間の恋愛感情って、ベテラン作家だったら主人公の葛藤だの周囲の無理解だのを入れて話を膨らますのに都合の良いネタなんですよね。でもこの作品の場合は「そんなの当たり前」ですっ飛ばして、すぐに２人をイチャイチャさせる事に全力投入してるのがホント素晴らしい。

うん。こういう作品をずっと待っていたのだ。あとはミーナちゃんみたいなロボットがうちに来てくれれば、何も思い残すことがない（ロボフェチ的にw）

※この記事は2020年12月12日に Pawoo に投稿した内容です。
https://pawoo.net/@m_hara/105365719511743215

タグ：僕の妻は感情がない